おはようございます。 蔵人11号です。
ただいま、製造6日目。
遡って、製造の記録を記事にさせて頂きます。
しっかり育った黒麹。
塊をほぐしながら、一次仕込みの準備をします。
↓湯気ではありません。胞子が舞っています。
一次仕込みの特注甕壺には、
こだわりの酵母を入れた液が待っています。
一輪車に積んで、少量ずつ丁寧に甕壺へ注いでいきます。
ザザーッ。
ぷくぷく。
何度も何度も運び、1つの甕壺に200㎏もの
元気に育った黒麹が注がれていきます。
人の手で行う作業の為、
全員が手もマスクも真っ黒です。
黒麹の温度変化を感じながら、
菌糸の育成具合を掌で喜びながら、
水分値を指先で確かめながら、
従事するすべての職人が、神経を研ぎ澄ませます。
そして、この後、
いよいよ櫂入れが始まります。
まんべんなくかき混ぜるために、
杜氏が光の速さで動きます。(目視
現時点の液温、適温です。
温度が上がりすぎないよう、
冷却装置を設置します。
甕壺の底まで装置が届くよう、
体重をかけて設置します。
グーッっといきます。
この後は、ホースを接続し、
一日に数回櫂入れしながら、
約7日間我が子のように大切に育てます。
次回へつづく。