みなさまが日ごろ飲まれている焼酎、実は蒸留してそのまま瓶詰めをしているわけではありません。商品化に至るまで、様々な工程を経て商品になります。今回は、弊社焼酎の商品開発工程について紹介します。
みなさんが普段飲まれている焼酎が、どのようにして開発されたのかを知っていただければ嬉しいです。
焼酎の商品開発工程
ひとえに焼酎といってもその種類は様々です。では蒸留された焼酎が、どんな工程で風味や味わいを整えられ商品化されていくのでしょうか。ここでは4つの開発工程を紹介します。
濾過(ろか)
蒸留したての焼酎には、様々な成分が含まれています。良くも悪くもその成分が雑味であったり、焼酎らしい香りであったりするのですが、濾過という作業は臭いを発するフーゼル油をはじめとした、焼酎の特徴である様々な成分を取り払うことができます。
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熟成
大半の焼酎は、商品発売までに「熟成」の過程を設けています。 蒸留により発生したガス臭、ムレ臭などの刺激的な臭いを飛ばしたり、焼酎の品質自体を著しく劣化させる原因になる油分を取り除いたりするのが目的です。 しかし年月を重ねれば重ねるほど、香りは落ち着き、その飲み口は深みを増し個人差ありますが「美味しくなる」と言われています。
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加水
酒屋さんや量販店さんで売られている焼酎のほとんどが、アルコール度数25度ではないでしょうか。これは蒸留した際のアルコール度数ではなく、 蒸留したアルコール度数の高い原酒に加水をし、アルコール度数を調整したもの です。宮崎ではアルコール度数20度の焼酎が主流です。また、弊社では割らずにそのまま飲んでいただけるアルコール度数14度の前割り焼酎も販売しています。
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ブレンド
焼酎の味わいを変える工程としてブレンドという方法もあります。時間を要する熟成や、度数調整の加水などとは違い、意図的に味を作り出す工程です。蔵元によってはブレンダーというブレンド専門の職人も存在します。実は上記工程の「加水」もブレンド作業の一つであり、ブレンダーの仕事になります。
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